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平成25年3月度レポート(4/10)
営業部 原 琢
ここ最近私の住んでいるマンションでは、ペットについて話し合う会が定期的に開かれています。ペットを飼っている方も飼っていない方も結構な数の方が参加して、真剣な議論を展開しているようです。
私のマンションでは、規約上はペットが禁止になっています。
しかし新築分譲時から飼う人が数人おり、そこでいわゆる「暗黙の了解」ができあがっていました。
年月が経って中古で出回るようになると、ペットを飼う人を見た仲介業者が「ペット可能なマンション」ということで売り出します。
そしてペットを飼っている人が購入して、ペットが増えていく・・・という流れになっていったようです。
そのような状況がしばらく続きましたが、当然それに異を唱える人も出てきます。今回それを問題にしたのは、動物アレルギーを持っているオーナーでした。
その方は新築分譲時から所有しているのですが、購入してすぐに仕事の関係で遠方に行くことになり、賃貸で貸すことになりました。
その後札幌に戻る可能性が出てきて、今後は自分で使おうと見に来た時に、ペットを飼っている人が結構いることに気付いたようです。
アレルギーの度合いもすごいようで、エレベーターに動物の臭いや毛が落ちているだけで反応してしまうようで「これでは住めない」ということで大きな問題に発展したようです。
今でも定期的に話し合いが行われていますが、なかなか結論には達しないようです。
今回問題となった要因は「規約を見ないで飼い始めた人」「誤った情報で仲介した業者」「見て見ぬふりをした管理会社」にあります。
ペット可能と思って中古で購入した人や、ペット不可という事で新築時に購入した人(特にアレルギー等がある人)は、損害を被った形になるでしょう。
こういう問題は、ペットに限らずいろいろな所で起こりうる問題です。
最近は中古マンションの売れ行きも好調ですが、しっかり調べないと住んでから大変な目にあうこともあります。
もちろん我々不動産を扱う者としても、仲介の際には念入りに調査をして、買ってよかったと思われる物件を提供していきたいと思いました。