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季節環境と賃貸需要(6/8)

営業部 草野 裕樹
営業部 草野 裕樹

 この時期になると北海道の人気はグッと高まる。梅雨の無い北海道、夏でも涼しい北海道、食べものが美味しい北海道・・・数えるとキリがいない北海道の宣伝文句である。確かに環境・観光・名品など多くの素材があり人気が国内外から高い場所になっている。実際この時期は大きなお祭りもいくつか催されそれを目的に来る人もいるだろう。北海道、それは大きな魅力を未だ秘めている場所なのかもしれない。

 北海道と言えば先述の観光的な資源が豊富で旅行などに人気である。実際この時期から多くの観光客が集まり、冬とは一味違った札幌の涼しい夏を楽しむ。昼間は日差しがあるためある程度の温度になるが、涼しい風と湿度の低さから充分な「涼」が取れるのである。一度味わうと病みつきになるらしく、リピーターになる可能性が高いという。その観光の需要に合わせて伸びてきているのが、マンスリーマンションやショートステイの出来る種の賃貸契約である。これらの契約は非常に繊細で契約期間や料金、必要な法知識などクリアしなければならない問題は多いが需要もそれなりに多い。絶対数は決して多くないが、ある程度の期間をホテル暮らしするよりは一定の場所に、ある程度落ち着いた拠点をもって短期間生活するスタイルが徐々に普及し始めているのであると考える。こうした中でそれらの契約体系が需要を伸ばし、利用しやすいような環境を整えてあげる事で更なる需要を掘り起こすことも可能であろうと考える。

 では既存の契約体系(2年契約)というものはどうなのだろうか?期間貸しのようなスタイルが増えている中での存在感はどの程度なのだろうか。比較してみると時期によって大きく異なることが分かる。引っ越しシーズンのような時期であれば通常契約のほうが多いし、夏場の避暑などの特殊な需要がある際は期間貸しが多くなる。時期に応じて需要は変わるのである。需要の変化は期間だけでなく、場所やスタイルにも影響してくる。今後の需要に応じて契約体系自体を臨機応変に使い分けていく必要性が出てきているのではないだろうか?

 場所が良いからすぐ決まる、駅から近いからすぐ決まるというのははるか昔の神話である。今は場所がよい+(プラス)α、駅から近い+(プラス)αというのがないと競合する物件を差し置いて先に契約するというのは難しいのである。如何に情報を先取りし、需要が何にあり、どのような対応をする事で需要を取り込めるかを考えないと、ただただ無駄な時間を過ごすだけになるだろう。物件が豊富にあるこの時代、ただ黙っていたら何も生まないのである。何をするか、どうすべきか、情報を基に需要を逃さないように早い決断と対応が必要な時代になってきていると思う。

 予備校の先生ではないが、「いつやるの?今でしょ!」まさにその通りなのではないだろうか。

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