教えてMr.アパマンStaff Report
社員レポートStaff Report
「9月の札幌」(10/8)
遠藤
秋のはじまりを告げる、大通公園を中心としたフードイベント「オータムフェスト」がすっかり定着してきました。
道内各地からやってくる特産物を日替わりで楽しめるブースでは、連日大勢の観光客や地元のファンで賑わっていました。
このイベントは年を追うごとに工夫と改良が進み、運営側の熱意が感じられ、がっかりすることが少ないところが気に入っています。
ついこの間までビアガーデンで盛り上がっていた大通公園が、がらりと趣を変えて、外で飲めるぎりぎりの気温を肌で感じながら、道産ワインや魚介類、有名シェフの料理などを目で楽しみ、味わう喜びは、札幌の9月を彩る素敵な催しだと思います。
道外に住む私の妹が初めてこのイベントに参戦し、選びきれない美味しいものとビールやワインと会場の雰囲気に圧倒され、「札幌はまるでヨーロッパみたい」と感激することしきり。
「時間があったらもう一度行きたいのに」と後ろ髪をひかれながら札幌をあとにすることになったのですが、たしかに、開催期間中にリピートする人も多い「オータムフェスト」の魅力はすごいなと思いました。
それは、単に飲食で人を手っとり早くひきつけているのではなく、記憶に残る楽しさ、親しみやすさが盛り込まれているように思います。
妹がいうには、それは「札幌だから」「しかも9月だから」という、いくぶん郷愁のこもった理由になるのですが。
たしかに「9月の札幌」は、日の名残りを惜しむためにあるような、特別に短いひと月です。厳しい冬の到来を予感しながらも笑顔で過ごしたい、という気質が造り上げたフードイベントなのかも知れません。
作り手も訪れる人も笑顔でいられる空間というのは、不動産を扱う私たちの仕事にも深く関わるものです。
まず、自分が笑顔でなければ相手も笑顔にしてあげられない、ということをあらためて感じました。